« 世界銀行の経済レポート | HOME | リフォームの可能性 »

2013年12月26日

ウランバートルの大気汚染

今年の流行語大賞にもノミネートされたPM2.5。
中国の大気汚染がひどく、日本までその影響が及んでいるということで、ニュースでも広く取り扱われました。

私もよく分かっていないのですが、大気汚染を計る指標として使われる専門用語で、
健康に被害を与える微小粒子状物質のことだそうです。

中国には行ったことがないので、報道されている大気汚染がどれほどのものか、
数値だけではピンと来ないのですが、体にとても悪いという想像はできます。

モンゴルの首都、ウランバートルで生活する私にとって、報道はされないけれど、
ここの大気汚染もかなり深刻だろうといつも感じていました。

ネットで調べたところ、「世界の都市の大気汚染ランキング」というものを見つけました。
Ma href="http://qz.com/136606">http://qz.com/136606
出典はWHOだそうです。



ビックリしたのが、中国がベスト10にも入っていないこと!!
また予想通り(期待通り?)、ウランバートルが世界第2位!!

納得です。

つい先日も、こちらで2年ほど滞在された方が、肺を悪くして帰国されたと聞きました。
タバコを吸わない人でも、こちらで生活するだけで喫煙者と同じぐらい肺が汚れるほど、
こちらの大気汚染は深刻なのだそうです。

原因は車の増加だとかいろいろ指摘されていますが、一番は石炭です。
モンゴルは石炭資源に恵まれているため、燃料としての石炭が安く、広く普及しています。

ウランバートルを取り囲むように、今でも伝統的なゲルで生活する人が数多くいます。
13万世帯以上の20万から30万に及ぶゲルのストーブでは、
1世帯で1シーズンに平均2トンもの石炭を使用するそうです。

他にも、市内3カ所の火力発電所、約200カ所の地区暖房ボイラ施設と小型石炭焚き温水ヒーターなど、
冬の厳しい寒さをしのぐため、膨大な量の石炭を燃やすため、冬季の大気汚染は特にひどいです。

Mongolia: Curbing Air Pollution in the Capital City
http://www.worldbank.org/en/news/video/2012/04/25/mongolia-curbing-air-pollution-in-the-capital-city
(World BankのHPより)

政府としても、大気汚染の問題を解決するために、石炭への依存度を減らすべく、
マンションへの移住などを支援していますが、まだまだ時間がかかりそうです。

国家気象・環境モニタリング庁によると、
ウランバートル市の大気環境モニタリングをしたところ、
全ての局でモンゴルの環境基準を超える結果を記録したとのこと。

市民も問題なのは理解していても、対処法がないので、半ばあきらめている状況。
資金に余裕がある層は、煙が少しでも届かない高台で生活をしています。

日本も状況改善のため、いろいろと協力をしているとのこと。

一日も早く、市内の煙が晴れるのを期待しています。





Copyright (C) 2014 UBI Co., Ltd. All Rights Reserved / Powered by Genius Web